人は誰もみなハンナ・モンタナの面影を持っている

 

人は誰もみなハンナ・モンタナの面影を持っている

人は生まれながらにして二つの顔を持つ
一つは現実の自分
もう一つは自分も時間も地理空間を超えた自分

一つは従い一つは自由に宙を舞う
従うこと
なにも持たぬこと
純潔であること
ある修道女を思い出す

ハンナ・モンタナは全米のスーパースター
ハンナ・モンタナは高校女学生

或日突如としてステージは用意されていた
するとハンナ・モンタナ学生服を脱ぎ捨て
長いブーツを履きミニスカートに 白いシャツと

マイクを持ち観客に向かい腕を振り歌いダンスを踊る
この陽気な娘に誘われ見る物聞く物が踊り出す (物)
両脚は子鹿のように跳ねる ヒップがくねる 
腕は山本リンダの誘惑
胸は波打ち 肩はとてもセクシィー頬ずり 
首はくねくね うなじに悩殺された男多数とか
唇は 咲き満ちて盛り上がる桜草(引用)清楚です
君の瞳は紫式部 和泉式部のようです(水鳥氏 談)
髪はレディ ガガ ヴィーナスが乱れ
人類の切望する世界がここに実現する
あなたも私達の仲間よ 歌って踊って恥ずかしくなんかなーい

洗濯をしていた主婦の手は止まり まな板の音も止まった
蒸気機関士は運転を止め休暇願を出す
上下院の議案審議は中断する 鳥は一画の絵に戻る

時間と空間は雑巾の様に絞られ
歪みひずみ 石けんの泡のように星々が落ちる

この人をみよ ニーチェ
この人に学べ ニーチェ
私はかく語りき 
ハンナ・モンタナはかく歌い踊りき

ステージには家畜もいないのに大量の藁が積まれている
ステージには水もないのに巨大な 水車が用意されている
ステージには美しい水車小屋の娘が華やかに登場する 
彼女はソプラノで菩大樹を歌う 私の胸でお休みと先に寝てしまう 
細いしなやか指先とふくよかな唇は幸福の魔法か夢と希望で溢れる
歌とダンスに酔いしれる人類の過去と未来は何処までも明るい
終焉を告げる走馬燈回転木馬 大観覧車 グルグル廻り陽気だ
ステージには歓喜 熱狂の音楽とダンス 帰り時間を気にする人はいない
フィナーレを告げる銀幕はゆっくり下りてくる (銀幕) 
二人の自分 二つの世界 完

江戸時代も そろそろ終わりですから

江戸時代も そろそろ終わりですから
もう 暇乞いをしなければなりません

お茶菓子が残っています
食べてからにしたら

江戸時代も そろそろ終わりですから
明治維新に赴かなければなりません

軍用服を裁縫してます
もう少しです 最後の一針を

江戸時代も そろそろ終わりですから
出雲大社に詣でなければなりません

大化の改新 とその後の壬申の乱
1345年前に終わりました

 

あなたはなぜ立ち去り 時を駆ける様に
急ぎ 遠くに行こうとするのですか

 

それは 私が あの大友皇子 だからです
風のように急ぐのはこの世を早く終わらせるためです

明治 大正 昭和 平成と続いてますが
どの様な祟りがありますか

それは 崇峻天皇 後鳥羽上皇 順徳院に聞けばいい

緑の王国 そして白い色の青の空 2

緑の王国 そして白い色の青の空

此所には綠の空気が流れ

向こうの山から緑の日が昇る

人々は黙ったまま

綠の空気を吸い

綠の雨の中を歩く

時折 綠の言葉を話し

緑の衣服を着ている

緑の号泣と

緑の悲嘆

緑バランガイ 緑モニシパル

緑パレンケ 緑人 緑の王国