緑の王国 そして白い色の青の空 1

緑の王国 そして白い色の青の空

マンゴの木とバナナの葉がこの王国の主(あるじ)



朝明けの太陽がのぼる前から

もう暑いような空気が

周りを包む


空気に色がついていて

風も無いが 人の姿もない

これは媚薬にも似て

無臭の匂い

無感の感覚

忘我と言う自覚


このひとときに

ビッグバンの一瞬

1兆分の1秒の時間が天体世界を作る様に


唯一の神の光が遍く

正午にはギラギラした太陽

すべての地上を飲み込む


そして午後には 

西日が荒々しいブロック壁と

貧しいトタン屋根を照らす

バランガイの家には夕日が入る



今日の一日の終わりは

星のかかる満天の頃です

この世にそう語りかける



スーノッグ(火事)シャブ(麻薬)

クリメン(犯罪)バッハ(洪水)トラピコ(交通)渋滞


石川五右衛門の町

鼠小僧の村

八百屋お七のパレンケ

不幸の連鎖

汗と土1にまみれた落涙の綠 

毎日 見知らぬ人の号泣の青



それでもこの地の人々はこのように言うのです
 
ここは夢の国 王国です